人生短し走れよ私

人生のピークを過去に設定するにはまだ早いんじゃない?

オークス予想(前日時点)

5月はG1が続いて楽しいですね。

 趣味で競馬を始めたのですが、今回は明日のオークスの予想でも書いときます。

r-siesta823.hatenablog.com

 ソダシ1強な空気ですが、桜花賞の勝ち方も貫禄という感じではないので、前回のVMのような状況とはちょっと違うのかなと思います。また逃げを打つ馬がいない展開になると最初はスローで始まり最終直線で瞬発力が要求される状況になる可能性がまあまああるのかなと。ソダシがハナでレースが進んだ時にはひょっとするかもしれないです。

馬場も鞘重寄りの良くらいにはなりそうなので、特に内枠の差し馬がグイっと突っ込んできたときに逃げ切れるかといったところがポイントになりそう。一方実績面ではソダシが群を抜いているため、馬券に絡まないことは少し想定できないです。

その他上がり3Fのタイムや前哨戦のレース結果等を踏まえて下記のように予想します。

◎ソダシ

上記の通りです。やや距離延長が不安ですが、それ以外問題を感じません。血統も話題になりますが、まあ本命になってしまうでしょう。

○ファインルージュ

桜花賞では末脚がかなり効いていました。あと1ハロンあれば分からなかったのではないかと思います。あと個人的に普通にかっこいいです。

▲クールキャット

枠も良いですし、前走1着も好材料。スロー展開の中、内枠からの差しで抜ける可能性を考えています。

△アカイトリノムスメ、ユーバーレーベン

この2頭も勝ち目があるとは思うのですが、やや馬体重が気になります。明日のパドックで様子見が必要ということでこの位置に落ち着きました。明日の状況によっては切ります。

△ククナ、ステラリア

上記2頭が候補でなくなった場合はこの辺りが注目どころかと。内と大外に分かれてしまいましたが、展開次第では3着以内に入ってきてもおかしくないかなと思います。

エンスージアズム

現状15番人気ですが、フラワーCでクールキャットに勝っていることから、1着は取れないものの馬券に絡む可能性がある穴馬ではないかと見込んでいます。

というわけで予想でした。私はワイドでこの辺りの馬のオッズ見ながら調整して投票します。

競馬始めました

諸事情あってニートに近い生活をしております。コロナも収束には程遠いところではありますが、皆さまご健勝でしょうか。今回も雑記です。

表題の通り、最近趣味に競馬が仲間入りしました。まあG1とG2の一部しかやらない程度の温度感です。今までも宝くじのノリで有馬記念東京優駿は買っていたのですが、今年の天皇賞春から真剣に予想して投票をするようになりました。

一応金融やら統計やらを専門にしているので、データ分析や指標を基に勝ち馬を考えるようにしています。普通は◎、〇、▲、△、☆みたいに予想印を付けて流しやらボックスやらで買うと思うのですが、私は少し異なる方法で投票してるので、今回はそれを紹介できればと思います。

1.データ収集

これは皆さんと同様です。JRAやニュース記事からデータを収集して予想に用います。大きなレースでは、JRAがここに注目すべきというポイントを挙げてくれているので、一旦そちらのデータを基に整理をし、この時点で買い目から外す馬を決めます。ここで外す馬は検討の俎上に乗らないため、この時点では広めに考えます。

2.市場予想の反映

1次時点で残った馬のうち、前日オッズを活用し5番人気までの馬を追加します。大きなレースではたくさんの人が投票するので、仮に5番人気までの馬が弾かれた場合は市場と自身の予想に乖離があると考えられるためです。市場の期待も大事な要素なので追加します。この時点で1次予想(18頭出走の場合で大体10頭くらい)が決まります。

3.枠・騎手・展開・ローテーション・各種指標等の反映

1次予想で残った馬のうち、馬場や展開、出走馬のレースローテーションや脚質、枠、過去レース実績を検討します。ここではニュース記事等も見ながら展開を考えます。要素が多いため、スコアカードの概念を活用し、影響度大から小で各要素を加重して評価します。ここまで考えたところで2次予想(予想印が入る程度)までまとめます。

4.競馬好きの親友に講評依頼

私は素人なため、2次予想段階で検討しなくてはいけない馬を見逃している可能性があります。そのため、上記検討結果(次項で紹介しますがExcelにまとめています)を講評してもらい、抜け漏れがないかを検討してもらっています。ここで大体2頭くらい増えます。ここまでで3次予想が完成します。

5.オッズを用いた買い目検討および収支計算

多分ここが皆さんと大きく違うところで、私はExcelを用いてオッズを入力し、どの買い目にいくら入れるかを収支見ながら検討します。普通は予想印通りに買っていくと思うのですが、私は買い目ポートフォリオを組んで収支計算を実施します。

例えば先日のVMではグランアレグリア単勝オッズが低い影響を受け、6が絡んだ馬券のオッズが著しく低くなりました。この場合6を絡めた馬券には多くお金を入れることになります。一方、それ以外の馬券は相対的に高めのオッズがつくことになるため、そこにはそこまで多額の資金を入れなくても収支が合うこととなります。

結構な方が例えば3連複軸馬1頭各○○円みたいな買い方すると思うのですが、それぞれオッズが異なるため的中時の戻りも違います。それをできるだけきめ細やかに反映させることで大負けを防ぐポートフォリオを作成したいというのが趣旨となります。

私は素人なので、基本的に3連単のような高度な買い方はしません。一方、オッズが低くなる複勝は仮に絡まなかった場合の被害が大きい(もし買うのであれば入れる金額が多額になっている)ため、基本的な買い目はワイドになります。このワイドの買い目をどう作るかがポイントです。1口100円のため、最低金額は100円となりますが、仮に2通りの買い目がありオッズが2:3であれば投入金額を3:2にするように調整してリターンを平たくしていきます。

ここで想定リターンは投入金額総額の90%以上を目安にします。そうすることでどれか一つでも的中するとだいたい元が取れるようになります。それをするために、複勝のような買い方やワイドでも1番人気-2番人気の組み合わせは俎上には乗るものの、買わないことが多いです。上記例では2番人気だったグランアレグリアとレシステンシアのワイドは2.4倍程度だったかと記憶していますが、この倍率は低すぎるので結局買い目から外しました。

具体的には3次予想まで残った馬をワイドで買っていくとどのようなリターンになるかをシミュレーションして資金を配分します。上記のルールを守ってできる限り平たく、リターンは投入金額の最低90%程度を目途に考え得る組み合わせを探していきます。もちろん一番人気でも相手が穴馬であればオッズが上がるため検討します。そうして出来上がったポートフォリオExcelにまとめ、パドックや当日情報で検討すべき事項を確認して前日の準備は完了です。買い目によって細かく金額を変えるため、流しなど様々な手法を使ってもVMでは25通りの買い目がありました。そのため、事前にリスト化してそれを入力する手法を取らないと色々と間に合いません。

6.当日情報の入手および予想のアップデート

まずネット投票で前日予想した買い目を入力しておきます。そして、当日検討することとした情報を精査し、買い目を修正するか否かを検討します。パドックと当日の記事やTVの情報等をまとめ、オッズを最終確認し、必要に応じ買い目の修正を行います。パドックから出走まで45分程度ありますが、買い目修正、オッズ調査、金額再配分で大体35分くらいかかりますのでそんなに余裕はありません。そのため、事前に買い目ポートフォリオを入力する必要があるんですね。

7.レースを楽しむ

買い目が恐ろしく多い(かつどれが当たっても投入金額程度は戻る)ため、レースは純粋に観戦です。3次予想の8頭くらいで組んでるので、応援する馬が多くなるのもこの買い方の特徴でしょうか。番号でおさえてるので、知らない番号(つまり検討していない)だけはこないでと思いつつ観ます。また、買い目がワイド中心のため3着以内でいいことから、ギリギリまで楽しめるのではないでしょうか。

8.配当および次回修正点の確認

結果を確認したうえで、仮に赤の場合は仕方のないものだったかどうかを検討します。現状負けている(回収率35%程度)のはNHKマイルカップだけですが、こちらは落馬というアクシデントがあり馬券が半分死んだのが原因でした。一方、この段階では展開予想まではしなかったところを親友に指摘されたため、そちらをアップデートしました。競馬でもPDCAサイクルを回してより高い精度で予測できるようにしています。

収支まとめ

現在の収支は下記になります。

天皇賞春:5,000円→7,200円(+2,200円)

京都新聞杯:5,000円→9,480円(+4,480円)

NHKマイル:5,000円→1,800円(△3,200円)

VM:5,000円→9,730円(+4,730円)

合計:20,000円→28,210円(+8,210円)

慣れてきたので、そろそろ投下資金を増やしてもいいかなと思い始めました。今週末のオークスも予想したいと思います。

頭の体操としての資格の勉強

部屋が北向きなせいでまだまだ寒いです。お久しぶりです。

今日は資格の話をします。

趣味は資格取得?

私は色々と資格やら検定やらを受けています。英語ではTOEFLやIELTS、それ以外では国家総合職、アクチュアリー試験公認会計士試験辺りが記憶に新しいですが、中学高校の時に受けた漢検(2級)英検(準2級)数検(2級)のトリオ、大学3年次くらいまで受けた経済学検定試験(Sランク)やら忘却の彼方にあるTOEICMOS(Word/Excel)も含めるとまあまあ異常な量の試験を受けています。今年はCFA(Level1)と、厳密には資格試験ではないですが修了考査を受ける予定です。

資格試験を受ける理由として一般的に挙げられるのが、知識の証明だとか年収アップに便利だとかそういう方向の使われ方、もしくは自動車免許のように業務に必須だとかそういうものもあるかと思います。まあそういうのでもいいというかそれが当たり前なので、私のように取っ散らかった資格の受験はあまり理解されません。アクチュアリーやらCFAとダブルライセンスでどうすんのみたいなこと聞かれますが、別にどうもしないよというのが返答になります。

頭のアンチエイジング

ところで皆さん、高校生の時に比べて身体が重くなったとか肩こりがひどいとかそういうのはありませんか。何もしないと私たちの心身は20代前半くらいをピークに劣化が進みます。その劣化を防ぐために日夜健康系の企業が様々な企画を考えていますが、ここで資格取得を頭のアンチエイジングとして活用できるというのが今回言いたいことです。資格未取得=現状分からないことに日常的に触れることで、分からないことに対して柔軟に対応できることを目指します。私はその意味で資格を受けています。

資格を頭のアンチエイジングとするのにはいくつか良い側面がありまして。

  1. ある分野の知識のパッケージとなっている
  2. 期日が明確に設定されている
  3. 取ると上記のような一般的なメリットを享受できる

まず1についてですが、資格というのはある分野において持つべき知識を集約したパッケージを提供してくれます。例えば会計士試験であれば、会計学や監査論、会社法や租税法等についてここまで知っていれば良いよという基準が存在しており、それがパックになっています。独学だと何をどれだけ身に着ければ良いのか分からない中、資格試験は一定のガイドラインを提供してくれるわけです。

ここで注意したいのが民間系のよく分からない資格です。世間には○○検定が山のようにあるので、頭の体操に使うためには体系だった資格の方が色々と良いです。臨む難易度にもよりますが、世間によく周知されているもしくは英語でC(Chartered/Certified)がつく資格、もしくは実施主体が国かそれに準ずる組織のものが良いです。まあものによっては難易度も高くなるのであれですが。

2については資格試験の場合期日が明確なので、それまでにタスクをこなさなければならない点が良いです。なにかを勉強するのに締め切りがないとだらだら後回しになりがちです。例えばNHK英会話、あれ続く人にはある種の才能があると思います。それに対して資格試験は申し込んだら試験まで残り何日のカウントダウンがあるので勉強に身が入ります。

最後に3ですが、これはもうおまけのようなものです。頑張った結果がQualificationとして残るのは何もないより悪くないです。組み合わせによっては持ってても無駄だと言われますが、そこが目的じゃないのでという話がかみ合わないやつになります。

頭が老化すると賢い若い人の意見を拝聴できなくなるのでは

まあ私たちは自分の経験に基づいて物事を解釈したがる生き物でして。これはヒューリスティックという人間に便利な機能ですが、これが行き過ぎると知らない分野でも素直に教えを請えなくなります。そういう人、周りにいませんか?

これはまだ仮説の域を出ませんが、日々新しいものに触れ続けないと硬直化して変化に対応できない頭になるのでは、と思っています。身体と同じように頭も老化が進んでしまい、常識の変化に対応できない、また自分より若くて当該分野に詳しい人の意見を素直に拝聴できなくなる、最近ニュースでよく見ますねそういう人。まあそういった感じに将来ならないよう、常に分からないに向き合い続けるために資格の勉強は一手ではないかという話です。

おわりに

資格の勉強は頭のアンチエイジングだということを書きました。CFAを受ける理由ですが、人に説明を求められたら合理的っぽい理由はつけられますが、修了考査が12月なので夏辺りに受けられるそこそこ難しくてお金払えば受けられる資格を探したらCFAだったくらいの温度感です。CMAとかCFEとかCIAとか、受けるまでに色々制約があって面倒だったんで。CFAは参考書と関数電卓含めて20万くらい払いさえすれば試験受けられるんで随分と楽なんですね。CFA Level1を勉強してて感じるのは、まあ難関大学商学系の学部の4年分の期末考査をまとめて受けるとこんなもんかなあというレベル感。数学が大したことないのでArtsですね。余談が過ぎましたが、皆さんも頭の体操でなんか勉強してみてはいかがでしょうか。

仮想通貨と会計基準のお話

こんな記事を読みました。

jp.reuters.com

いけいけ絶好調なテスラが仮想通貨の一種であるビットコインに15億ドル投資したというニュースです。上の記事は仮想通貨に適用される会計基準の穴について論じています。なかなかおもしろかったので、たまにはまともな会計の記事でも書くこととします。これからの話は総論的かつ概要を述べたもので、プロとしてのアドバイスは含まれていませんことご了承ください。

仮想通貨に適用される会計基準(日本基準)

日本においては、「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」という実務対応報告が出されており、この取扱いで会計処理をすることとなっています。活発な市場が存在する場合、市場価格に基づく価額をもって当該仮想通貨の貸借対照表価額とし、帳簿価額との差額は当期の損益として処理と規定されていることから、感覚としては売買目的有価証券と変わらないです。なお、活発な市場が存在しない場合は貸借対照表価額は取得原価で計上され、評価益は計上されず、評価損だけが計上されることになります。

活発な市場は、継続的に価格情報が提供される程度に仮想通貨取引所又は仮想通貨販売所において十分な数量及び頻度で取引が行われている場合とあり、ここは監査する側のジャッジメントが入るところです。マイナーな通貨はまず間違いなく活発ではない判定されますね。

結論の背景を読むと、仮想通貨は中央銀行等の裏付けのある法定通貨ではないことから、仮想通貨を外国通貨として会計処理することは適当ではない、金融商品の定義に照らしてみて、仮想通貨は現金以外の金融資産に該当しない、決済手段として利用されるなど棚卸資産と異なる目的としても利用されるからトレーディング目的で保有する棚卸資産として会計処理するのも微妙、トレーディング目的で保有される無形固定資産という概念はないので無形固定資産としても処理できないという混迷ぶりで、じゃあ新しい会計基準を作ろうという形で実務対応報告が出されています。会計に携わる人間はどれくらい訳の分からない性質かよく分かるはずです。

まとめると、よく売り買いされる仮想通貨は公正価値で測定して損益はPL、マイナーなものは取得原価で認識して評価損だけPLという感じですね。

仮想通貨に適用される会計基準IFRS

さてIFRSではどうかというと、記事でも書かれている通り、仮想通貨は無形資産(IAS38号)として認識されることとなります。やはりIFRS解釈指針委員会(IFRS-IC)でも結構もめた形跡がみられます。IAS38号は他の基準の範囲に含まれる無形資産やIAS32号の定義する金融資産には適用されないことから、日本と同様、これらに該当するか議論がなされていたようです。最終的にIFRS上の金融資産の定義には該当せず、販売目的で保有する仮想通貨に対しては棚卸資産としてIAS2号を適用し、IAS2号が適用可能ではない場合、IAS38号を適用するという感じで落ち着いたみたいですね。テスラは仮想通貨を販売目的で保有していないので、無形資産として認識されます。

ここで耐用年数という概念が出てくるのですが、仮想通貨に償却という概念はないので耐用年数を確定できない無形資産となります。したがって、取得原価で貸借対照表に計上され、毎期減損テストが行われることとなります。評価が下がった場合は評価損を計上という形です。

しかしながら、IASBは2018年の概念フレームワークで財務報告の質的特性に触れ、目的適合性と忠実な表現を有している場合に財務情報が有用であるとしています。

テスラの事例を考えると、大量買入でビットコインの価格は高騰しているのにもかかわらず、テスラのPLに評価益は計上されず、どこかで価格が下落した場合にガツンと評価損を計上するという状況になるため、財務情報は投資家の意思決定をゆがませる可能性が大いにあります。この場合において、財務報告は目的適合性を満たしているとは言いずらいところがあります。特にIFRSは公正価値だったり経済的実質という概念が好きなので、貸借対照表価額が実態にそぐわないのはあまり好ましいとは思わないでしょう。こういった会計基準の想定していない状況が生じた場合に基準のあり方や監査人の基準への理解の深さが問われるんだろうなあと思います。

おわりに

仮想通貨の会計基準について簡単に解説して私見を述べました。個人的にはIFRS13号の活発な市場を類推適用して、金融資産として扱うのが一番実態を表しているような気がするんですけどね。定義に合わないと当てはめできなくて厳しいので、今回の事例で何らか改正が入りそうな気がします。それでは今日はこの辺で。

clubhouseを使ってみています

clubhouseという音声SNS、急に流行り出しましたね。

私も流行りには乗っていくぜと使い出しました。今回は簡単な感想を記したいと思います。

概要

招待制のSNSということで、中で何が行われているのか分かりづらいサービスだなと思います。黎明期のmixiみたい。また音声でやり取りをするということも他のSNSとは違いますね。各人がグループを作ることができ、インフルエンサーが話していたり、知り合い同士で内輪の話をしたりと各々楽しくやっている印象です。最近は招待枠も増えたようで、割と多くの人がやり始めて一躍ブームになった感じです。私は友達が少ないので招待枠を持て余しています。

感想

とりあえず一通り使ってみましたが、著名人の話をリスナーとして聞くラジオ的な使い方が一番メジャーなのかなと思いました。

また、友達の友達と色々話せるのが面白いですね。実はどこかで繋がっている要素があることを発見したりなど、勝手に席を作れる飲み会?みたいな雰囲気で楽しいです。私もたまにグループ作って話してます。

皆さんも一回やってみてはいかがでしょうか。ではでは。

節税か 租税回避か 脱税か

表題で意味不明な一句を詠みました。皆さまご健勝でしょうか。

そろそろ定着して久しいふるさと納税、私も去年からやっています。先日宮崎県から牛肉が届いたので美味しくいただきました。ふるさと納税は厳密には節税ではないのですが、ほとんどのケースで返礼品の相当額が寄付金控除の下限を上回るので、実質的に節税と言っていいでしょう。

社会人になると節税対策に苦心している方も多いんじゃないかと思いますが、一般の方々は表題で書いた3つのワードをしっかり区別できてるのかなとふと思いました。これからの話は総論的かつ概要を述べたもので、プロとしてのアドバイスは含まれていませんことご了承ください。こういうディスクレーマー入れないと死ぬ病に罹っています。

はじめに

そもそも論としてなんで私たちは税金なるものを取られているのでしょうか。詳しくは租税法の教授や国税庁にでも聞いてほしいんですが、まあ国を運営するお金はサービスを受ける人から集めましょうね(応益主義)、でも貧富の差があるから納められる人はたくさん納めてね(応能主義)、という感じで国税だったり地方税が徴収されます。定額負担の税金は前者で、累進で課税割合が高まるものが後者になります。ちなみに納税義務は憲法で規定されています。

また、租税法律主義という原則が存在し、憲法で税を課すには法律の定めがいるよと決まっています(憲法第84条)。もしこれがなかったら国が勝手に財産徴収できてしまい、財産権の侵害とかいう騒ぎになりますからね。この租税法律主義が後から効いてくるので覚えておきましょうね。

まあ法人税法132条1項みたいに一定の条件下で税務署長が税金の額を決定できる凄い法律もあったりしますが、まあかなり特殊な例なので今回割愛します。そもそも私は法律のプロじゃないのでボロが出る前にコーナーを終わります。

節税:国が認めた方法で税負担を軽減すること

節税はみんなのイメージ通り税金を節約することですが、こちらは国が定めたルールにのっとって税負担を合法的に軽くしようとする行為といったところでしょうか。例えば法人税法における特別償却や研究開発税制等、所得税法における医療費控除等がそれにあたります。毎年税制大綱というものが内閣から発表されますが、ちょいちょいその時々に応じた税負担軽減の方法が入っています。

税制改正の概要 : 財務省

よくFPが貯蓄型生保に入れというのも、所得税額控除を獲得しろということなんだと思います。私はFPじゃないので真相は知りませんが。前述したふるさと納税も国が認めたルールなので節税ですね。

脱税:課税要件を満たしているのに納税しないこと

先ほど法律の定めがないと課税できない(租税法律主義)と書きましたが、逆に法律の定めがあれば課税が可能ですので、国民は不服ながら税金を納めます。ここで、法律で決まっているのにもかかわらず何らかの方法で正しい税額を納めないことを脱税と呼びます。

なんでこんなことができるかというと、日本では申告納税制度という方法を取っているからです。確定申告という用語があるように、所得税法人税は、納税者が自ら所得などの申告を行うことにより税額を確定させて納税します。この時に売上やら経費やらをごまかして所得を圧縮して税金を減らそうとすることは仕組み上は可能で、ルールで決まってるのに正しい税金を納めないのを脱税というんですね。脱税は程度によって納税額が増えたり罰金があったり懲役刑があったりしますので、気を付けないとですね。どうでもいいですが、この世で一番指摘されている納税漏れは印紙税だと思います。

租税回避:課税要件を満たさないスキームを用いて納税しないこと

またしても租税法律主義がでてきます。法律で定めた課税要件を充足していると個人や法人は税金を納めないといけないのですが、逆に言うと課税要件を充足していなければ納税義務はありません。これを上手く?と言っていいのか微妙なラインですが、使って納税額を抑えようとする行為を租税回避行為と言ったりします。

税負担を減らす目的で法律が想定していないような取引を行うような行動がそれにあたります。例えばタックスヘイブンや子会社の繰越欠損金を上手く利用して税額を抑えたり所得を減らしたりとかが考えられます。課税要件を満たしていないので、取引自体は違法ではないです。一方で取引の合理性という観点から見ると明らかに税金回避だろうとみなされるものも散見され、まあそういう観点から批判が集まりやすいです。でも一応法律の穴を突いているのでセーフというやつです。当然法律も改正されますが、実務上はなかなかいたちごっこな側面もあったりしますね。毎年国税と争っている某企業の税務チームは相当優秀なんだろうなあと思います。

おわりに

たまには会計っぽいこと書いてみました。今度はふるさと納税の節税以外の側面についても書ければと思います。みなさん国民の権利を行使して節税しましょうね。

勝った人より負けた人を誉めてあげよう認めてあげよう

おはようございます、こんにちは、こんばんは。寒くて諸々のやる気がなくなりつつありますが、皆さまお元気ですか。

負けた人ほど肯定が必要である

一般に何かの競争、まあ入試でもなんでもいいんですが、そこで称賛されるのは勝ちサイドにいる人たちです。受かっただ優勝しただ、私も凄いと思いますし、ジャンル問わず功績は十分に称賛に値すると思います。

でも光があるということは影があるということで。その後ろには死屍累々の負けた人たちがいます。例えば会計士試験の短答式試験は大体合格率10%なので、1人受かったら9人落ちてるわけです。今回はこの負けサイドにいる人たちの話をしたいと思います。

この私、多分同年代の中では人生における意思決定を豊富にしてきたのではないかと自負しております。両親が良い意味で放任だったこともあり、計画と予算申請だけ通過すれば割と好き勝手できる環境にありました。

好き勝手できるということは自由があるということです。意思決定の自由は決定者に相応の責任を負わせます。哲学者のフロムは『自由からの逃走』という本において、自由になった近代人の孤独感や無力感に言及しています。

自由からの逃走 新版

自由からの逃走 新版

 

まあそれは置いておいて、何かするということは、それに対して結果がもたらされることを受容せねばなりません。挑戦したら勝つか負けるか必ず白黒はっきりします。私もすごくたくさんの挑戦をして、まあまあの勝利とたくさんの敗北を味わってきました。

ここで、挑戦しないという意思決定も可能だとしたらいかがでしょうか。挑戦しなかったら、結果は返ってきません。そのため勝てもしませんが負けもしないんですね。先ほど会計士試験の話をしましたが、実は出願している人全員が試験会場に来て、さらに全科目受けているわけではありません。会場に向かう途中かもしれませんし、試験中かもしれませんが、一定数の人間が勝負を捨てて負けを回避します。そういう人たちをけなす権利は私にはありません。舞台は違えど、私も同様の行動を起こしたことがあります。つまり、結果を受け止められる人たちだけが挑戦するという意思決定をして舞台に上がれるわけです。どんな形式の何にしろ、負けるかもしれない中で挑戦するという心意気、それだけでも一つ凄いことなんですね。

一方で、挑戦したことが凄いと呼ばれるのは学生までが精々で、いや学生の間でもあまり言われないかもしれませんが、とにかく試行や意思決定そのものに焦点を当てて肯定してもらえるというのは年を経るにつれてなくなっていきます。いつも認められるのは勝利者です。こちらも成果を挙げた人間に称賛が集まるのは当然だと思います。

この状況を俯瞰すると、勝ちサイドは成果と称賛をもらえるのに負けサイドは挑戦したにも関わらず何ら対価をもらっていないという図式になります。そしてしばしば負けサイドの人間は、傍観している人間から無責任な論評や批判を受けることすらあります。これは個人的にあまり好ましい状況ではない思っています。

なぜなら、勝ちサイドの人間は挑戦に対して成果という対価をもう既に貰っているのに対し、負けサイドの人間は挑戦という勇気ある行動を起こしたのに何一つ貰えていないからです。言葉を選ばず言うと、勝ちサイドの人間は目標達成したという事実で十分肯定されているのであり、真にフォローが必要なのは全力で頑張ったのにダメだった人たちです。少なくとも挑戦した事実を肯定してあげたい。

このままでいいんだよ、という甘い言葉

私はよく書店に行くのですが、ここ5年くらいですかね、自己啓発本のコーナーには現状の自分を肯定してあげようという趣旨の本が数多く並ぶようになった気がします。自己啓発本やそれに準ずるビジネス本は個人的にあまり好きではないのですが、あそこにはその時その時の人々の需要が最も反映された本が置かれます。10から15年ほど前には脱オタ系の本が流行ってましたし、今は上記に加え発達障害系やHSP系の本も多いですね。

書棚を見る限り、近年のみんなの需要は何と言っても自己肯定なんですよね。しかも、このままの自分でいいという嬉しい言葉つき。ありのままの自分を肯定してあげよう、なんて心地の良い言葉なんでしょう。みんな自分を肯定してくれる何かを求めていて、しかも何の努力もしない自分でいいんだという夢のような状況を望んでいます。別にそういった人たちも否定はしません。私とは価値観が違うなあと思うだけです。

挑戦は自己否定を伴う

人が何かを決意する時、それは自分の何かを変えたい、超えたい、そういった感情が往々にして入ります。それはつまり一旦現状の自分をある一面において否定することを伴います。このままの自分で達成できることは目標になりませんし挑戦にもなりません。例えば私は飲酒の習慣はありませんので、休肝日を作ろう!と決意することはないです。

挑戦は自分を一旦否定しますが、結果が返ってきたタイミングで肯定の機会が訪れます。つまり、目標を達成出来たら自分を素直に褒められるはずです。一方で、達成できなかったら、自己否定だけ残ることになります。そこで効いてくるのが、「ありのままの自分を肯定してあげよう」です。負けたくなかったら挑まなきゃいいんですよ。結果が突き付けられることもないですし、自分が傷つくこともありません。そしてありのままの自分を肯定してあげれば完璧ですね。だからこそ、その誘惑に負けずに結果が返ってくる舞台に立った人間はそれだけでも凄いんです。

傍観者は好き勝手言ってくる

特に社会人になってからでしょうか。何か頑張ろうとしていると、部外者が好き勝手言ってきます。なんでそんな頑張るの?無駄じゃね?意味なくね?もうよくね?などど私もよく言われます。挙句失敗した日にはもう散々ボロクソ言われます。私はちょっと精神壊しましたが、

r-siesta823.hatenablog.com

そんな無茶した意味なかったじゃん馬鹿じゃねえのあほくさ(主旨)などと言われました。とまあ世の中失敗した人にはめちゃくちゃ厳しいです。だからこそ、挑戦したこと自体が凄いことなんだということを私は強く主張したいです。井の中の蛙が井戸を出て戦おうとした、結果をたたきつけれられる覚悟をした、それが凄い。私も幾度となく戦ってきたので勝ち負けどちらも経験してきまして。

r-siesta823.hatenablog.com

学習性無力感すら覚える中で自分を超えようとするのは正直めっちゃ辛い。平日の仕事終わりに英語ニュースを無限に聴くのはごめんだ。休日は寝たい。のんびり過ごしたい。母国語で会話したい。グラム1円の肉よりマシなものを食べたい。そんな状況でテストを受けて、周りからは馬鹿じゃねえのと言われつつ結果をたたきつけられるのを繰り返してきています。私はもう慣れていますし特段痛くも痒くもないのですが、きっとそんな人ばかりじゃないでしょう。

おわりに

私の尊敬する人が仰っていたことに、決意しただけでそれは半分叶ったようなものである、という言葉がありました。結果を受け止めることを是とし、自分の殻を破ろうとしたのは十分凄いことです。もし周りに何かに挑んで失敗してしまった人がいたら、もう一回何かに挑めるようにその行動に最大限の称賛を差し上げたい。そんなことを考えながら日々生きています。