胸襟を少しだけ開きたい

大学生が考えたことをつらつら書いていくブログ。本日の昼食から留学生活、勉強法から料理まで手広くカバー。

Enjoy thinking!

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant.

学習項目に合った勉強法(2)

前回は試験で出される問題を3つのタイプに分けました。

  • 単純記憶の領域 (Memorization)
  • 背景のある記憶の領域 (Understanding)
  • 複数の事実を組み合わせた推論の領域 (Reasoning)

前回の記事はこちらになります。

r-siesta823.hatenablog.com

この分類で問題を分けていくと、それぞれの領域で効果的なアプローチは変わってくるはずです。

まず最初の分類である単純記憶の領域 (Memorization)についてです。これについては覚えようとしか言えません。私も非常に苦手ですが、泥臭く覚える努力する必要があります。水兵リーベと元素記号を覚える方が、元素記号の由来を覚えるより余程楽だと思います。この自覚の下、覚え方を工夫することで効率の良い勉強が可能になると思われます。

次の分類である背景のある記憶の領域 (Understanding)に関しては、アプローチを少し変化させた方が良いでしょう。人間は単純記憶よりも背景も取り込んで覚える方が得意です。ここで注目するのは「What」だと思います。いったい何がこの現象を生んでいるのか。何がキーとなってこの公式が生み出されるのか。そういった意識が暗記を助けると思います。この「What」には、先人たちの知の営みが入ります。背景に注目することで覚えやすくなり、また後述する推論の領域への応用も楽になります。

さて最後の分類である複数の事実を組み合わせた推論の領域 (Reasoning)についてです。ここで悩む方も多いと思います。私も大学受験の時に引っかかってました。この領域を考える際キーとなるのは「Why and How」だと思います。まずこの問題を解くために何故この知識を使うのだろうか。そしてその知識をどのように用いるのだろうか。そのように考えることで、徐々に応用が効いてくると思います。

具体例に移ります。オーソドックスに大学受験を取り上げましょう。センター試験については、かなりの部分が単純記憶の領域と背景のある記憶の領域に含まれます。特に理科や社会科では顕著です。経験上、理科では公式を覚えているだけで7割、代入して解くような基本問題をカバーするだけで8割いきます。倫理では人物名とその人の代表的な思想を覚えているだけで8割いきます。数学が多少複数の事実を組み合わせた推論の領域に含まれますが、その領域が増える分平均点が下がる仕様になっています。センターだけで勝負する場合はあまり3つ目の分類は意識する必要はないと考えられます。問題は国公立二次や私大入試ですね。

国公立二次や私大入試の場合、推論の領域の割合が跳ね上がります。これは記述形式を取る場合に顕著です。例えば東京大学の数学などは単純な事実の暗記では1点も取れないと思います。これらの大学を目指す場合は、「What」というより「Why and How」を意識した勉強をすると効果的だと思います。

私は高校時代数学が非常に苦手だったので、チャート式の例題をひたすら覚える、いわゆる「暗記数学」という勉強法を行っていました。今振り返ると、これは国立を受ける姿勢としては良くなかったと思っています。完全に「What」という意識で推論の領域に挑んでいたと思います。逆に化学は非常に得意だったのですが、法則から問題を考える意識、つまり「Why and How」を念頭に置いていたと感じます。

このように自分の目標がどこにあるのかによって効率の良い勉強法も変わってくるような気がします。意識してみると違った世界が見えてくるかもしれませんね。