人生短し走れよ私

人生のピークを過去に設定するにはまだ早いんじゃない?

公認会計士短答式試験を受けてきました(1)

皆さまお久しぶりです。最近随分と冷え込みが厳しくなってきましたが、体調などいかがでしょうか。

今日は会計士試験の話でも書きたいと思います。カテゴリーは日常の話ということで、受験した感想などを中心にまとめます。国家総合職の記事も満足に書いていないですが、せっかくなので会計士試験の勉強法についても書ければとも思ってます。

さて私は、会計士試験に向けた勉強を今年の5月からやり始めました。ざっくり半年の勉強期間で挑んだことになります。通っていた予備校の先生も、本当に12月受けるの?って驚いていたことが印象深いです。まあ実際は12月の試験を目指していれば、万が一不合格だったとしても5月の試験(同じ形式の試験が年2回あります)で受かる可能性が高まるよねって感じでやり始めました。ちなみに会計士試験は、短答式試験のあと論文式試験があり、両方の合格が必要になっています。

死ぬ気で講義を詰め込んで、ギリギリ滑り込みで講義を受講し終えたのが11月の中旬。最後の模擬試験で合格ボーダーすれすれという状態で試験に挑みました。

受験科目は受ける順番に

  1. 企業法
  2. 管理会計
  3. 監査論
  4. 財務会計

となっていて、配点は財務会計論200点でそれ以外は100点のマークシート式の試験になります。ざっくり7割程度350点を取れば合格できると言われているので、上3科目で230点くらい取って財務会計論で120点取る戦略でいきました。

試験開始前

会場には予備校の先生方も応援に来てくださり、激励を受けて会場入り。なんか大学受験を思い出しました。もう大学受験も国総も経験しているため、試験の雰囲気には慣れています。適当にテキストなどに目を通しながら始まるのを待ちました。しばらくすると試験官が入ってきて、試験の説明を始めました。そして企業法の問題が配布されて試験開始となりました。

企業法

答練でも9割取れていたので、自信を持って臨みました。しかし、なにやら最高裁判例が多く、選択肢が絞れない問題も多くありました。そして試験の残り時間が15分くらいになった頃でしょうか。

試験官「問題に訂正があります」

えっ、このタイミングで訂正あるの??

まあ時間がきついタイプのテストではないため問題はありませんでしたが、ちゃんと確認してほしいなあと思いました。まもなく試験が終了して、答案の回収が始まりました。事前にこの確認作業が長いとは聞いていましたが、本当に全然終わりません。

次の科目までの休み時間は1時間確保されているのですが、20分前着席なので実質40分になります。そして、回収時間が25分程度かかりました。即ち、休憩が15分程度しか取れないことになりました。その時間で全受験生がお手洗いに駆け込むのですから地獄絵図です。私も長時間並んだので、実質休憩時間は本当にわずかでした。運営何とかしてほしいですね。

さて長くなったのでいったん切りたいと思います。

ブログタイトルなどをリニューアルしました

こんにちは。年明け初投稿になりました。去年はほとんど投稿できなかったので、今年はもう少し更新頻度を上げていければなと思います。

表題にも書いたのですが、ブログタイトルやレイアウトを変えることにしました。特に意味があるわけではないのですが、今年から社会人になるということで気分転換も兼ねて変えてみました。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、このままでは中身が薄いため、今年の目標でも書いていきたいと思います。

会計士試験の合格

去年の12月に短答式試験を受けたので、今年は8月の論文式試験の合格を目指していきたいと思います。試験勉強も実務に直結するため、しっかり仕事で活かせるような形で知識を付けていきたいです。

英語への挑戦

長期留学もしたのですが、最近英語をやっていないので再びきちんと勉強していきたいです。目標としてはTOEIC900点以上を狙っていきたいと思います。

ベンチプレス70kg

昨年から筋トレをしているのですが、しっかりと継続して達成を狙いたいです。とりあえず自分の体重と同じ70kgを挙げられるようになりたいです。上二つと違って特に何かに必要になることもないので、まあ無理せず頑張ります。

 

あとブログの記事も頑張って書きます! 本年もよろしくお願いいたします!

結局目標達成に必要なことは2つに絞られる

こんにちは。御無沙汰していますが皆さまお元気でしょうか。

現在私は、公認会計士試験の勉強をしています。今月から大学も始まりますが、早期合格を目指して取り組みたいと思います。公認会計士試験についての記事も、今後書いていければなと思っています。

さて、今回は目標達成に必要なことについて書きたいと思います。経験上、必要な要素は2点に集約されると考えます。

  • 必要十分な計画の立案
  • 計画の遂行

まず1つ目として、計画の立案が挙げられます。何かを達成する際、何をどのように取り組むのかということは非常に重要です。計画が必要十分でないと、明後日の方向に努力をしてしまう可能性があります。ここで気を付けることは、効率性を高めることと網羅性を完備することをある程度両立させることです。ムダな努力をしないためにも、効率性は重要です。しかし、特に試験モノに関して、切り捨てるべきでないところをやらないというのも危険です。そのバランスを取って計画を立てることが肝要です。

こういう計画立案で活用できるのがプロの知見です。例えば予備校講師は試験のキモをよくわかっていると思います。こうした方々の力を借りることで、目標までの道筋を無駄なくかつ方向性を間違えることなく引くことができます。

そして2点目として、その計画を間違いなく遂行することです。計画通りやれば目標が達成できるという状態を作り上げたら、あとはそれを淡々とこなすだけです。他に何もいらないはずです。目標の質によっても違いますが、ベストな計画を立てたらそれを実行するというシンプルな方法でゴールに大きく近づくことができます。

ではなぜ目標達成が一般に難しいことだとされているのでしょうか。まず1点目に最適な計画を立てられないということが挙げられます。確かに確実に目標を達成するような計画を立てるのは難しいかもしれません。しかし、過去の経験者のノウハウなどを利用することで、ある程度最大公約数的な方法論は見えてくることも多いのではないかと思います。情報化社会の今日、集められる情報を整理するだけでもある程度精度を高めることができるのではないでしょうか。先述したように、外部の助けが借りられるのであればそうした方が良いです。

2点目に、立てた計画をこなせないということもあると思います。個人的にこちらの方が問題になることが多いと思ってます。これに関しては様々な意見や方法があると思いますが、一度計画を決めたら一日のノルマを淡々とこなすことが良いと思います。このブログにもいくつか続ける方法を書いているので、そういうものも参考にして頂けると嬉しいです。

公認会計士試験は試験範囲がとても広いですが、様々工夫しながら取り組んでいきたいと思います。

留学は官庁訪問の武器になるか

こんにちは。非常にご無沙汰となってしまいましたが、皆さま元気でしょうか。最近国家総合職の記事を何も書いていないので、今回は留学と官庁訪問について書いていきたいと思います。

最近大学生の留学は珍しいものではなくなってきています。特に語学留学も含めれば結構多くの学生が留学に行っていると思います。そのため、たとえば就職活動においても留学をしていたというだけで評価されることは少なくなっています。面接では、留学のきっかけや、留学先で頑張ったこと、直面した課題などが聞かれます。結果的に、留学しようと思ったモチベーションやそこでの経験を重視しているように思えます。とすれば、しっかりした経験であればアルバイト経験やサークル経験でも問題ないということです。しかし民間企業の面接と比較すると、留学経験は官庁訪問において多少有利に働くと感じます。その理由は以下の2点です。

母集団における留学比率の低さ

外務省などを除いて、官庁訪問をする学生だけで考えると、まだまだ留学する人は少数派です。公務員の総合職を目指す学生は、試験勉強などで長期留学しづらい環境にあるからかと思います。また、個人的な意見ですが、公務員受験生は比較的内向きな考え方を持つ方が多いかなと感じます。民間企業を受ける学生の中では長期留学なんて掃いて捨てるほどいますが、官庁訪問ではまだ多少のプレミアムがついているでしょう。

ちなみに外務省は帰国子女がわらわらいます。知り合いで外務受けた人で、日本と海外の修士を両方取得していて学部時代に2回留学とかいうわけわかんない経歴の持ち主もいました。なのでこの話はまったく通用しないことを追記しておきます。

職員が留学しているパターンがある

官庁訪問で原課を担当する職員の中で、国費で海外大学院に留学している人が一定数います。そういう方と面接する際、留学ネタは良い共感材料になります。民間企業の面接では、まだ世代的に留学経験者は少ないのか、私は遭遇しませんでした。しかし、官庁訪問においては国費留学制度が整っているためなのか、中堅どころの職員でも留学経験者がいるため、そういう方たちと留学談義で盛り上がれます。

また、民間では軽視されがちなTOEFLについて難易度を良く分かっているということもプラス要因です。留学に向けて英語力を向上させたということが正当に評価されると思います。

以上のように、長期留学の経験は官庁訪問において武器になりえます。もちろん外務省などでは帰国子女がわんさかいるので意味がありませんが、民間企業よりは評価される場面が多いかなと思います。しかし試験の日程もあるので、自分に箔をつけるためだけに留学に行くのは、やや割に合わないかもしれませんね。

 

 

最近の話

ご無沙汰しています。最近は寒暖が激しいですが、お元気でしょうか。更新をサボっていましたので、軽く記事を書きたいと思います。

就職活動終わりました

官庁訪問終了後に就職活動をしていましたが、最近ある企業の内定を受諾してきました。振り返ってみると、ベンチャー企業での長期インターンや日系最大手企業でのインターン、業界も金融・コンサル・人材・ITなどを中心に受けてきました。官公庁まで含めると、規模・業界共に非常に幅広く社会を見ることができたかなと思います。

自分の適性や強み、企業の自身への評価など、様々なことを勘案した結果、就職先を決めることができました。この売り手市場の恩恵を受けて複数社の内定も獲得することができたので、自身で選択するという過程を踏むことができました。まだ日系企業の選考が続いていますが、私の就活は終わらせてしまいました。

公認会計士の勉強始めました

まあ色々とありまして、公認会計士になることにしました。国家総合職に続いて2つ目の難関試験に挑戦になります。当方簿記の知識ゼロでありますが、早期合格を目指して頑張りたいです。現在このGWを潰して簿記2級までの財務会計論は勉強しました。これから管理会計論を勉強してから会計士の各科目の学習に移行して行きたいと思います。まさか就職活動始めたときには会計士になるなんて微塵も考えていなかったので、人生は不確実性に満ちているものだと実感しています。

そんなわけで就職活動が終わったにもかかわらず忙しい日々を送っています。最近国家総合職関連のエントリーがよく読まれているので、そちらも更新していきたいのですが、ちょっとまとまった時間が取れそうにありません。申し訳ありません。

 

 

アニメの感想『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』

こんにちは。今回は機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズの感想をまとめたいと思います。
私はガンダム作品が好きでして、すべては見ていませんが、それなりに視聴してきました。このシリーズは、小学生の時に友人が機動戦士ガンダムSEED DESTINYの主人公(?)機であるフォースインパルスガンダムのプラモデルをくれたことがきっかけで知りました。それから平成シリーズを中心に視聴を始め、ゲームなどもプレイしています。

そして今回紹介する鉄血のオルフェンズは、シリーズ最新作です。私の留学中に1期が始まり、最近2期が終了し完結しました。主人公を含めた少年兵たちが、生き延びるために武器を手に戦っていく物語です。この作品なのですが、1期と2期の間でかなり方向性が変わったというのが率直な感想です。というのも、1期は主人公サイドの主体性や方向性が強調されていたのですが、2期では強大な力に流されて翻弄されているように感じたからです。

例えるなら、1期は少年誌に連載されるような内容で、2期は青年誌で連載されるといいましょうか。やくざガンダムとも批評されているように、作中には義理や筋といった言葉や概念が多く登場します。1期2期ともに裏では大人同士のドロドロした利害関係が展開されているのですが、1期ではそういったものをひっくり返すような思いの強さが表現されていたのに対して、2期ではそうしたものに対する無力感が作品に蔓延しています。理想と現実といってしまえば簡単な表現になりますが、結局のところ巨大な組織や策謀には敵わないというメッセージが最後に残った格好です。ですから最終的にカタルシスはありません。この辺が対象年齢を引き上げているように感じました。妙に現実的な辺り、何となく脚本の鴨志田さんの影響を感じました。

また登場人物の死というのもストーリーを動かしますが、やはり前半と後半では意味合いが違うように映ります。前半では主人公サイドの参謀役のビスケットが死ぬのですが、この死によってオルガは葛藤します。自分のやっていることは果たして正しいのだろうか、皆のためになっているのかと考えるきっかけとして、主要キャラクターの死というものが表現されていると思いました。しかしながら、2期の特に最後5話くらいでは、物語をたたむためにどんどん登場人物が死んでいきます。この死によってもたらされるのは、相手との絶望的な戦力差以外ないような気がしました。確かに人の死は物語にアクセントをもたらしますが、あまりにも多くの人物が短期間で死んでいくため、一人ひとりの死に意味を見出すのが難しいと思いました。そして最後には主人公の三日月も死ぬのですが、ラストシーンの暁の登場で、死を超えて生き続けるという雰囲気が出ます。しかしそれは主人公を殺して得られるメッセージとしては直接的で軽いのではないでしょうか。私は視聴中にこうしたことを考えたので、作品の余韻というか想像の余地というものが少ないように感じました。

さてガンダムには様々な機体が出てくるのですが、今回はなかなか格好いいデザインの機体が多いように感じました。また本作の特徴として、ビーム兵器がほとんど出てこないというのも面白いです。基本的は実弾を撃ったり殴り合いをしたりするため、映像として見ごたえはあるなあという感想です。しかし、2期後半に出てくる条約で禁止された兵器のダインスレイブには本当に納得がいきません。戦艦や輸送船すら簡単に落としてしまう力を持った兵器が、特に最後には無造作に使われています。そしてそれは主人公を殺す兵器となります。重要なシーンであるにも関わらず、超遠距離からの攻撃で無抵抗に殺されるというのは理解しがたいです。今までのモビルスーツ戦闘はいったい何なのかということになります。だったら逆族という立場になったマクギリスを殺すのだって簡単だろうと。そして違法兵器なのにあれだけの数を配備できるだけ生産しているというのも違和感があります。そういう意味で世界観に合わないと感じました。

まあ総合的には面白かったのですが、ラスト10話くらいで評価がガタ落ちしました。でもストーリー以外は完成度高めだったと思います。

ニュアンスって大事

最近花粉症と寒さで大きなダメージを受けています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて今回は言葉のニュアンスについて書きたいと思います。というのも、先日このような記事を読んだのがきっかけです。

www.huffingtonpost.jp

まず「忖度」という言葉自体が馴染みの薄い言葉ですが、これを英訳しようとすると非常に難しいらしいです。言葉の持っている意味というか表している範囲となるだけ近い形で言い換える作業は骨が折れます。

忖度という言葉は置いておいても、日常使われる程度の表現でもこういう事態は起こり得ます。例えば「言う」みたいなシンプルなワードだとわかりやすいです。英訳する時にどの言葉をあてると適切か、なかなか難しいと思います。sayとかspeakみたいな単語もありますし、主張するという雰囲気があるならclaimやmention、何かを示すとか示唆する雰囲気であればindicateとかsuggestとかでしょうか。私は英語ができないのであまり自信はありませんが、まあ訳語がたくさんあるのは自明でしょう。

このように、言葉の変換によって意味が変わってくる場合があります。これが起こってしまうのは、翻訳が次のような段階を踏むからだと思います。

  1. (発信者)言いたいイメージや意図の言語化
  2. (翻訳者)発信された言語からイメージや意図を推測
  3. (翻訳者)推測されたイメージを言語化
  4. (受信者)翻訳された言語からイメージや意図を推測

当たり前ですが、翻訳者が間に入ることで二回推測が生じます。従って、元々発信者の考えていることからずれることも大いにあり得るわけです。そして、言語が違うということは、各々が抱えている文化も異なるということです。背景や文化の違いも推測にぶれを生じさせます。

ここで注意すべきだと感じることは、翻訳者の意図によって発信者のニュアンスを変えることができ得るということです。肯定的な表現をやや批判的なニュアンスに変えることなども場合によってはできると思います。

昨夏のオリンピックで、黒人選手のインタビュー記事を何かのメディアで読みましたが、一人称が俺でした。例えば彼らが英語を話しているとして、"I"と言っていたと考えると、一人称の訳し方は色々あるわけです。日本では公的な場所では私という表現を使うことが基本だと思います。すると日本の選手の記事では私と書かれるでしょう。まあ話し方とかそういうので判断しているとは思いますが、意図的に砕けた表現を使う人だと印象づけるためにそう書くことも可能になります。

従って、本当に自分で判断する必要がある場合は原著や原文にあたる必要があります。そうすることで仲介者のイメージやバイアスを取り除くことができ、自分の考えのみで文章にあたることができるからです。しかし世界中に様々な種類の言語がある世の中、それをすべて原文で読むなんて不可能だと思います。そういう視点で考えると、せめて英語くらいは使える必要があるのではないかと感じます。

悪意のある編集に騙されないためにも、語学力は必要なんだなあと思いました。