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胸襟を少しだけ開きたい

大学生が考えたことをつらつら書いていくブログ。本日の昼食から留学生活、勉強法から料理まで手広くカバー。

Enjoy thinking!

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant.

留学の総括

留学生活

まだ日本についてはいませんが、一応留学は終了しました。備忘録的にこれまでの生活をまとめてみたいと思います。

渡航前:そもそも留学なんか行きたくなかった

私は給付の奨学金を頂き交換留学をするという、ここだけ切り取るとめっちゃ海外に行きたい人のように聞こえます。しかしながら、私は超内向きな人間で、海外に長期滞在なんかまったくしたくありませんでした。8月下旬にはこちらに来たのですが、その準備も嫌々してましたし、本当に行きたくないと思っていました。成田空港に着いてもその思いは消えませんでしたが、まさか行かないわけにもいかないので、無理やり飛行機に乗り込みました。

Fall semester:帰りたさの極み

無事留学先に到着し、アメリカに住み始めました。着いた当初はインターネットの契約や銀行口座の開設、奨学金に必要な書類などなど、様々なことをしなければなりませんでした。忙しかったため、幸か不幸か何も考えずにすみました。しかし、セメスターが始まって緊張感が薄れると、途端に帰りたいという思いが爆発しました。私は家族が大好きで、日本では実家にいました。家族と一緒にいられないのがとても寂しいなと感じたのに加え、英語がなかなか通じずにフラストレーションも溜まっていました。また、奨学金の関係でインターンシップをしなければいけなかったのですが、まだインターン先も不透明で不安ばかりが募っていました。いっそ一時帰国をしてやろうかとも思いましたが、お金もかかりますし十何時間も飛行機に乗るのが辛すぎるので断念しました。大学の勉強は考えていたよりも余裕で、時間のゆとりも多くありました。その点は日本より楽をできました。

時間に余裕があったので、自分のやりたいことは何なのか考えることもできました。公務員試験に合格していたものの、本当に公務員になりたいのかまだ自分の中で答えが出ていませんでした。しかしアメリカでの経験も踏まえ、公務員になって日本の発展に貢献したいという思いが強くなりました。その一方で、こちらで研究をしている日本人の皆さんと交流する中で、研究の道にも俄然興味が湧いてきました。結局日本で考えていた進路の両方の思いが強くなるという状態になりました。

Winter break:アルバイトと市内観光

冬休みはアルバイトと観光に時間を割きました。アルバイトは語学学校でライティングの添削などの仕事をしていました。そこそこ英語が使えると仕事が増えるんだなあと実感しました。能力が高いとその分労働条件や環境が良くなると実感した次第です。また生活を通じてお金のありがたみを一層感じていたので、働くことの意味についても深めることができました。そして父親への尊敬が増しました。帰国したら親孝行しようと思っています。

また、この時期にインターン先も決定しました。奨学金の要求事項を満たしたため、お金が間違いなく受け取れるようになりました。1つ不安の種が減ったことになります。この時期になると、そんなに帰りたいとは思わなくなりました。生活にも慣れましたし、不確定要素が少しずつ減っていったからだと思います。それでも一週間に一回くらいとても不安になり帰りたいと思う発作のようなものは結局改善しませんでした。

Spring semester:講義とかやりつつ帰国後のことも

こないだまで春学期でしたが、ほかの期間と違って特に書くことがありません。淡々とインターンと講義をこなしていました。もちろんインターンではアメリカ式の働き方を体験することができましたし、講義では英語ができない悔しさを学ぶことはできました。しかし、まあ淡々とこなした印象が強いですね。秋学期に比べて発表する機会が多かったため、英語力がゴミレベルなことを痛感することが多かったように思います。それでもくじけずにやっていく図太さを得ることができたかなと。

他方で、帰国も近づいてきたため、帰国後のことも意識した生活をしていました。官庁訪問に向けての省庁の説明会の把握や自己分析、大学院入試に向けての統計学の独習などをしていました。しかし、私の悪い癖なのですが、なかなか本腰を入れることができませんでした。どこか適当になってしまいました。まあ日本に帰ったらだらけることもできないので、今のうちに怠惰の前借りをしているんだと思うようにしています。

まとめ

この1年弱様々なことがありました。もともと国家公務員試験との兼ね合いで留学に行くこと自体に悩んでいました。結局3年次で試験に最終合格し交換留学するという理想的な道を歩むことができましたが、多くの業務説明会のチャンスを棒に振るという、就職だけみれば不利な選択だったのかなとも思います。

しかし、この留学は「有意義」でした。決して「楽しかった」だとかそういうポジティブな感情はありません。留学それ自体は99%がしんどいことでしたし、楽しかったことのほとんどは観光旅行で体験できたことです。留学していたからこそ経験できた楽しかったことなんて本当にわずかです。でも有意義でした。語学力はもちろん、不確実なことに対しての考え方や助けのない状態での行動力など、多くのことを学ぶことができました。よく自分が変わった、という感想を抱く留学生もいると思いますが、私は変わったというより深まったというような表現がしっくりきます。自分の軸や芯の部分を自覚できたと思います。総合的に見て留学は「有意義」でした。

これから進路を決めなくてはいけませんが、正直日本語が通じる時点で留学より易しく感じます。ベストを尽くしていきたいと思います。