人生短し走れよ私

人生のピークを過去に設定するにはまだ早いんじゃない?

頭の体操としての資格の勉強

部屋が北向きなせいでまだまだ寒いです。お久しぶりです。

今日は資格の話をします。

趣味は資格取得?

私は色々と資格やら検定やらを受けています。英語ではTOEFLやIELTS、それ以外では国家総合職、アクチュアリー試験公認会計士試験辺りが記憶に新しいですが、中学高校の時に受けた漢検(2級)英検(準2級)数検(2級)のトリオ、大学3年次くらいまで受けた経済学検定試験(Sランク)やら忘却の彼方にあるTOEICMOS(Word/Excel)も含めるとまあまあ異常な量の試験を受けています。今年はCFA(Level1)と、厳密には資格試験ではないですが修了考査を受ける予定です。

資格試験を受ける理由として一般的に挙げられるのが、知識の証明だとか年収アップに便利だとかそういう方向の使われ方、もしくは自動車免許のように業務に必須だとかそういうものもあるかと思います。まあそういうのでもいいというかそれが当たり前なので、私のように取っ散らかった資格の受験はあまり理解されません。アクチュアリーやらCFAとダブルライセンスでどうすんのみたいなこと聞かれますが、別にどうもしないよというのが返答になります。

頭のアンチエイジング

ところで皆さん、高校生の時に比べて身体が重くなったとか肩こりがひどいとかそういうのはありませんか。何もしないと私たちの心身は20代前半くらいをピークに劣化が進みます。その劣化を防ぐために日夜健康系の企業が様々な企画を考えていますが、ここで資格取得を頭のアンチエイジングとして活用できるというのが今回言いたいことです。資格未取得=現状分からないことに日常的に触れることで、分からないことに対して柔軟に対応できることを目指します。私はその意味で資格を受けています。

資格を頭のアンチエイジングとするのにはいくつか良い側面がありまして。

  1. ある分野の知識のパッケージとなっている
  2. 期日が明確に設定されている
  3. 取ると上記のような一般的なメリットを享受できる

まず1についてですが、資格というのはある分野において持つべき知識を集約したパッケージを提供してくれます。例えば会計士試験であれば、会計学や監査論、会社法や租税法等についてここまで知っていれば良いよという基準が存在しており、それがパックになっています。独学だと何をどれだけ身に着ければ良いのか分からない中、資格試験は一定のガイドラインを提供してくれるわけです。

ここで注意したいのが民間系のよく分からない資格です。世間には○○検定が山のようにあるので、頭の体操に使うためには体系だった資格の方が色々と良いです。臨む難易度にもよりますが、世間によく周知されているもしくは英語でC(Chartered/Certified)がつく資格、もしくは実施主体が国かそれに準ずる組織のものが良いです。まあものによっては難易度も高くなるのであれですが。

2については資格試験の場合期日が明確なので、それまでにタスクをこなさなければならない点が良いです。なにかを勉強するのに締め切りがないとだらだら後回しになりがちです。例えばNHK英会話、あれ続く人にはある種の才能があると思います。それに対して資格試験は申し込んだら試験まで残り何日のカウントダウンがあるので勉強に身が入ります。

最後に3ですが、これはもうおまけのようなものです。頑張った結果がQualificationとして残るのは何もないより悪くないです。組み合わせによっては持ってても無駄だと言われますが、そこが目的じゃないのでという話がかみ合わないやつになります。

頭が老化すると賢い若い人の意見を拝聴できなくなるのでは

まあ私たちは自分の経験に基づいて物事を解釈したがる生き物でして。これはヒューリスティックという人間に便利な機能ですが、これが行き過ぎると知らない分野でも素直に教えを請えなくなります。そういう人、周りにいませんか?

これはまだ仮説の域を出ませんが、日々新しいものに触れ続けないと硬直化して変化に対応できない頭になるのでは、と思っています。身体と同じように頭も老化が進んでしまい、常識の変化に対応できない、また自分より若くて当該分野に詳しい人の意見を素直に拝聴できなくなる、最近ニュースでよく見ますねそういう人。まあそういった感じに将来ならないよう、常に分からないに向き合い続けるために資格の勉強は一手ではないかという話です。

おわりに

資格の勉強は頭のアンチエイジングだということを書きました。CFAを受ける理由ですが、人に説明を求められたら合理的っぽい理由はつけられますが、修了考査が12月なので夏辺りに受けられるそこそこ難しくてお金払えば受けられる資格を探したらCFAだったくらいの温度感です。CMAとかCFEとかCIAとか、受けるまでに色々制約があって面倒だったんで。CFAは参考書と関数電卓含めて20万くらい払いさえすれば試験受けられるんで随分と楽なんですね。CFA Level1を勉強してて感じるのは、まあ難関大学商学系の学部の4年分の期末考査をまとめて受けるとこんなもんかなあというレベル感。数学が大したことないのでArtsですね。余談が過ぎましたが、皆さんも頭の体操でなんか勉強してみてはいかがでしょうか。