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国家総合職の民間就活における印象

こんにちは。最近就活の記事が多くなってます。多様性を大事にしたいのでぼちぼち違う記事も書いていきたいと思いますが、今回は国家総合職の合格ってどう民間就活でどう評価されるのかということについて書きたいと思います。

実は国家総合職の最終合格は資格のひとつと考えられます。したがって、資格欄に「国家公務員採用総合職試験〇〇区分最終合格」と書いても問題ありません。書いた場合、いくつかの印象を企業に与えることができます。

学歴の補完材料

まず国家総合職最終合格は、学力や学歴の担保につながります。国家総合職という試験は、世間ではなかなか難しい試験だと認知されています。それに合格しているということは、目の前の学生が優秀だと思わせる材料になります。特に大学のランクが低い場合、自分の知的レベルを示す良い材料になります。そして金融業界など、入社後に勉強がいる業界では評価も高くなるでしょう。

こいつ内定辞退するんじゃね??

企業は内定辞退に対して敏感です。特に採用人数が少なければ少ないほど、採用に慎重になっています。人事が国家総合職の官庁訪問が3年有効なことを知っている場合は、ここで内定取っても官庁訪問で内定取ったらそっち行くんじゃねと危惧する恐れがあります。民間企業と公務員試験を併願する学生は多くいますが、既合格には合格を書ける分、穿った見方をされるかもしれません。この場合は、面接の場で国家公務員には未練がないことなどを言う必要があります。この程度は事前に想定問答集で考えておいた方が良いでしょう。

こいつなんで国総なんて受けたの??

二言目はコスパが叫ばれる時代、国家総合職を最終合格しておきながら民間企業の就活をするという行動は大分ムダだと感じられるようで。特に試験が難関だからこそ、受かったなら官僚なればいいじゃんという意見が出てきます。私も面接で理由を訊かれました。その時は国総用の志望動機を言うのですが、そこから現在の志望企業への動機の変遷を明確に説明する必要があります。私の場合は官庁訪問で多くの社員に会えることを述べた後、面接を経て自身のキャリア観とずれていることを発見したなどと言いました。将来像と志望の変更理由に一貫性があれば、納得させることができると思います。

 

 

最終合格してから内定までの距離が遠い国家総合職試験。今回は民間企業の国総の印象について書いてみました。官僚が第一志望であろうとそうでなかろうと、多くの人が自分の納得のいく就職活動をできれば良いと思います。