人生短し走れよ私

人生のピークを過去に設定するにはまだ早いんじゃない?

知的労働における心技体

皆さまこんにちは。お元気でしょうか。私は最近くしゃみが止まらないです。外にも出たくなくなるから困りますね。

さて今回は心技体について考えていきたいと思います。よくスポーツ界で使われる用語ですが、これは頭を使ってお仕事をする社会人にも言えるのではないかと思います。さて例によって辞書的定義を参照してみましょう。

しん‐ぎ‐たい【心技体】

精神力(心)・技術(技)・体力(体)の総称。スポーツ界でよく使う。「心技体のバランス」

心技体(シンギタイ)とは - コトバンク

このように精神力と技術、そして体力の3要素が高い水準でまとまっている時、選手は良い成果を出せると言われています。またどこかが欠けてしまっていると、その選手は活躍ができないという使い方もあります。

知的労働における心技体

さて、知的労働に従事する社会人にとっての心技体とは何なのでしょうか。私はこのように考えます。

  • 心:ストレス耐性
  • 技:業務における専門知識
  • 体:健康

まず「心」について。現代社会を生きる私たちにとって、心の強さはストレス耐性とも言い換えることができるでしょう。近年はレジリエンスなんてことも言われていますが、業務で能力を発揮するためには襲い掛かるストレスに打ち勝つ必要があります。

次に「技」について。スポーツ選手の技術に相当するものとして、その業務に必要な知識が挙げられます。高度な知的労働に従事している方ほどそれに対する深い造詣が求められます。またポジションが上がるにつれて瞬時の判断力やタイムマネジメント力も求められてます。こうした技術を身につけることなしに、仕事で成果を出すのは難しいでしょう。

最後に「体」について。これはざっくりとした概念ですが、肉体的な健康に他なりません。徹夜続きで眠気と戦いながらの業務と、体力満タンで業務に100%集中できているのでは、出せる成果が変わってきます。自分のベストな状態でのパフォーマンスがいかに高かったとしても、それを維持できる体調管理をできなければトータルの成果は少なくなってしまいます。

どうやって鍛えればいいのか

まず「心」についてですが、ストレスを上手に解消するルーティンを持つことが重要だと考えます。私は無心でウェートトレーニングをすることでストレスを解消しています。身体を動かす以外にも、旅行したり友人と食事したりするなど色々考えられます。

次に「技」ですが、これは今まで修得した技術が陳腐化する可能性を考慮する必要があります。法律などで規制されるタイプのビジネスをされている方は、法律の改正などで今までの知識が使えなくなることがあります。こうした場合に備えて、常に最新の動向の学習し、自分の知識などをアップデートしていく必要があります。

最後に「体」です。最近はできるビジネスパーソンが筋トレをしているなんてこともありますが、基礎体力をつけることは非常に大事だと思います。また忙しい中でも身体を作る材料となる食事をおろそかにしないことが、長期的な活躍に必要だと考えます。

ともすれば仕事に必要な技術に目がいきがちですが、それを支える「心」や「体」を鍛えることが長期的に安定した成果を出すのに必要になるでしょう。