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胸襟を少しだけ開きたい

大学生が考えたことをつらつら書いていくブログ。本日の昼食から留学生活、勉強法から料理まで手広くカバー。

Enjoy thinking!

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant.

学歴フィルターを気にしなくて良い理由

就職活動

最近花粉症の症状が出始めました、いっちです。皆さんも悩まされているかもしれませんが、早めの対策で少しでも症状を軽くしていきたいですね。

さて今回は、学歴フィルターについて思うところを書いていきたいと思います。

学歴フィルターとは

あいつのページでは空席なはずの説明会が俺のページでは満席になってる、そんな事態が就活では起こり得ます。このような現象が起きる原因を俗に学歴フィルターのせいとか言ったりします。企業が受験生を選別する際、一定以上の学歴(この場合は大学のランク)を有していない場合は、選考に参加できないようにする仕組みです。世の中には早慶上智であるとかG-MARCHであるとか、ある程度の偏差値帯で大学を区分したりまとめて読んだりします。そして、ランクの低い大学の学生を説明会など選考に参加させないことを学歴フィルターがあるなどといいます。切り方も様々で、説明会の満席表示に始まり、ESの中身を読まずに落とす、Webテストの結果での足切りラインを高くするなど色々パターンがあるみたいです。

企業側の思惑

彼らが学歴フィルターを用いる理由は、限られた予算の中で良い人材をたくさん採用したいからです。近年はインターネットを用いたオンライン出願がデフォルトになり、どの大学の学生も世間一般で一流とされる大企業に出願することができます。その昔の指定校制度や限られた大学のみ紙媒体での会社案内が来ていた時代とは大きく異なります。企業側(特にB to Cの企業)では、好感度などを考えると、出願自体に制限をかけることは難しいと思われます。しかしながら、例えばSPIを学生に課す場合は一人当たり何千円とかかるなど、とにかく採用活動にはお金がかかります。面接にしてもES読むにしても社員の人件費はかかってくるわけで、特に数万人の応募を受け付ける企業ですべての学生を捌くことは難しいわけです。

この時活用できるのが学歴フィルターです。ほとんどの大学には偏差値で均質化された学生が在籍しています。基本的には高校時点での学力に適した大学に入学するわけで、おおよそ大学によって学生のレベルも決まってくるということになります。したがって、大学を見ることで学生の能力をある程度推し量ることができます。そして、採用活動は、自社にとって有益な人材を採用することが目的です。全員を精査できない場合、有望な学生がいそうな大学に集中して資源を投下するのは合理的だと言えそうです。

学生側の受け止め方

この学歴フィルターですが、学生側にとっては頗る評判が悪いです。学歴だけじゃなくてもっと本当の自分を面接で見てほしいと思う学生も多いですし、そもそも学歴で何がわかるんだあんなもんは高校での学力を測ってるに過ぎないじゃないかなど非難の嵐です。また、企業が隠れてこういう行為をしていることに何か不平等なものを感じてしまうのかもしれません。

学生一人ひとりの本質を選考で確認するのが理想ですが、企業もその行為を合理的だと考えている以上は、なかなか現実が動くこともないでしょう。とすれば、私たちはその現実を受容した上で受け止め方を考える必要があります。私個人としては、学歴フィルターは気にする必要がないと考えます。その理由は以下の2点です。

  • 企業の予算配分
  • 企業の人的資源の偏り

企業側についてもう少し考えましょう。上記をまとめると、採用のコスパを良くするために大学でフィルターをかけるということになります。ここで気にすべきは、この企業は採用に十分な予算を割けないということです。もちろん人気企業で予算が無限にあっても足りないということはあるかもしれません。しかし、比較的コストの安いwebテスト以前の段階で足切りする企業は採用予算が少ないのではないかと疑います。学歴が基礎学力や地頭を担保するならば、webテストで調べてみれば現在の状況がわかるわけです。不正が横行しているなどの問題点もありますが、その得点率で選別しても良いと考えます。将来の会社を支える人的資源を確保するために十分に予算を割けない企業が、競合他社に勝てるのでしょうか。

また、企業の人的資源の側面も、企業を評価する上で大事だと考えます。学歴フィルターをかければかけるほど、まあ同じような大学の人たちが集まります。例えば某省庁を想像してみてください。東大ほとんど京大ぼちぼち早慶僅かという世界です。多様性なんて生まれようがありません。近年はグローバル化も進み、多様な人々が協働して業務をこなしていく時代になりつつあります。このような状況において、多様な性質を持った人々が企業にいないということを、私は負の要素と捉えています。ビジネスのサイクルが早くなる中で、同じような人材しかいない企業は将来性が乏しいのではないかと思います。

以上をまとめると、学歴フィルターをかける企業ってそもそも生き残れるのっていう話でした。ちなみに私はふつーの大学に所属しています。学歴フィルターにはかけられて落とされる側です。インターンの段階でも、200文字ESで切られたり履歴書で切られたりしました。ですから、現実を納得するために無理矢理考えた屁理屈だとの批判もあるかもしれませんね。まあそうだったとしても、学生が現実に対してイライラしたり憂えたりするよりは、生産的ではないかなあと思います。

完全に余談ですが、私が受けている業界では、業界一位の企業において学歴フィルターにかけられたことはありませんでした。きちんとインターンに参加できたり、選考に参加できたりしています。その反面、業界で中堅どころの企業では切られることが多かったです。こうした経験から、上記の仮説を思いつきました。

現実は時として不条理かもしれませんが、頑張っていきたいですね。