胸襟を少しだけ開きたい

大学生が考えたことをつらつら書いていくブログ。本日の昼食から留学生活、勉強法から料理まで手広くカバー。

Enjoy thinking!

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant.

〇〇人

たまに日本の知り合いから、「そっちの講義にはアメリカ人以外の学生もいっぱいいるんだよね?」と訊かれることがあります。私はこの質問に簡単に答えることができません。

というのも、「アメリカ人」がどういう意味で用いられているのか正確にわからないからです。質問している人にとって、アメリカ人という単語はしばしば白人を指す言葉として用いられているようです。しかし、アフリカン・アメリカンやラテン・アメリカンのように、アメリカ国籍を持った白人以外の方々も多数います。アメリカ人という単語がアメリカ国籍を持った者という意味で解釈されるならば、教室にいるクラスメートの外見だけでアメリカ人かどうか判断できません。私のようにこちらに来ている留学生かもしれないし、普通にアメリカの大学に通っているアメリカ人かもしれません。

人種のサラダボウルと呼ばれるほど多民族国家なアメリカでは、「アメリカ人」という言葉は単にアメリカ国籍を持っている人という解釈をすることが自然です。しかし、「日本人」という単語はどうでしょうか。もちろん日本国籍を持った人という意味がもっとも広義な解釈になるでしょう。しかし私たちは、日本人を「日本語が不自由なく読み書きでき」、「黄色人種で」、「日本の文化に馴染んでいる」というような特徴を持った人だと考えがちだと思います。これは日本が島国で移民を受け入れていないということも影響しているでしょう。現実的に考えても、日本国籍を持った人のほとんどが日本で生まれ育ち、両親が共に日本人というケースが圧倒的に多いはずです。

私たちが日本人という単語を使うときはこのような暗黙の了解があるように思えます。なので、日本人から見て外見的に外国人のように見える人が(国籍を保有しているという意味で)日本人だという状況に出くわすと、しばしば驚くこともあるでしょう。

こちらではヒスパニックやラティーノなど、英語を話せないアメリカ人も普通に住んでいます。公共案内でもスペイン語が使われているため困ることはないのかもしれませんが、アメリカ人はみんな英語ができるということでもありません。対して日本人は日本語ができて当たり前だという雰囲気が日本人の間ではあるように思えます。

ここではどちらが良いだとか悪いだとか議論することはしませんが、同じ〇〇人なのに随分と大きな違いがあるんだなあと思いました。