人生短し走れよ私

人生のピークを過去に設定するにはまだ早いんじゃない?

国家総合職経済区分合格への戦略(文章理解・国語)

今回は文章理解のうち日本語評論の対策を考えていきたいと思います。文章理解11問のうち、およそ4問が日本語の読解問題、残りが英語の読解問題となっています。まずはみなさん親しみのある日本語の方を考えます。

目標点数:3/4 or 4/4

まず日本語の文章理解は、基本的に満点を狙いましょう。ここできちんと点を確保できれば、苦手な分野で落とせる問題が増えます。国家総合職の文章理解はそれほど複雑ではないため、十分に実現可能です。

具体的な対策

まず過去問をさらっと見てみましょう。内容が理解できたでしょうか。この場合の理解とは、何となくわかるというレベルではなく、意味の解らない単語が一つもない程度の理解を指します。この記事を見てくださっている方は、少なからず文章理解を不得意にしていると思います。文章理解の対策をする際、私が勧めているのが、語彙の学習です。

英語の場合、みなさんまず始めにボキャブラリーを勉強されると思います。しかし、国語の場合はそれを行わない方もいるようです。確かに私たちの第一言語ですから、特にトレーニングを積まなくても大体の意味は把握できます。しかし、この大体解っている状態が、間違った選択肢を選びやすくなる状態です。選択肢はなかなか巧妙に作られていまして、内容の理解が甘いと容易に間違った選択肢を選ばされるようになっています。なので、過去問で分からない単語が複数出てきた場合は、まず語彙の学習から始めましょう。

使う教材としては、大学受験の現代文用の参考書で十分だと思います。例えばこのような参考書が挙げられます。

頻出現代文重要語700 (新版完全征服)

頻出現代文重要語700 (新版完全征服)

 

私が高校時代に受験勉強で使っていた本ですが、ここに載っている語彙が抑えられていれば、基礎知識としては十分です。

語彙が鍛えられたところで過去問を見てみるのですが、よく対策本に載っているようなテクニックは使わない方が無難でしょう。例えば、「『必ず』などの文言が入っている選択肢は間違い」などです。まあ確かにそういうケースもありますが、すべての問題について当てはまるとは限りません。個人的にはお勧めできないです。むしろ素直に問題文をよんだ方が良いのではないかと思います。

問題文の読み方としては、接続詞に注意してかたまりごとの意味を押さえていきましょう。細かい情報については、選択肢を見て、必要であれば文章に戻ればよいと思います。

問題演習としては、過去問と業者模試をやれば十分だと思います。文章理解が余程苦手であるならともかく、特に国語については配点も少ないので、他の科目を勉強した方が時間対効果が大きいと思います。