胸襟を少しだけ開きたい

大学生が考えたことをつらつら書いていくブログ。本日の昼食から留学生活、勉強法から料理まで手広くカバー。

Enjoy thinking!

L'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature, mais c'est un roseau pensant.

諦めないって良いことなのか

結構多くの人が諦めるということに対してネガティヴなイメージを持っているような気がします。それに対して、諦めずに続けるということや、夢を追い続けることには良いイメージを持つ人が多いと思います。さて私はひねくれているので、本当に諦めることはいけないことなのかと疑問に思いました。ちょっと機会費用というアイデアを基に考えてみましょう。

諦めるということは何かしていたことをやめるということになると思います。私の例では、受験勉強のために部活を続けるのを諦めるという感じですね。このように、人は他の何かのために諦めるってパターンが多いと思うんですよ。この状況を経済学ではトレードオフと呼びます。人に与えられた時間や能力は有限なため、あちらが立てばこちらが立たずな状況に陥ることがあります。その時、人はどちらかを選択しなくてはいけません。そして、選択しなかったことによる損失を機会費用と呼びます。

おそらくこの時、「現在長い時間をかけてやっていること」を選択しないことを諦めると表現するのだと思います。しかしその状況に直面したときに考えるべきことは機会費用であって、今までどれだけの労力を注ぎ込んだかではありません。もちろん今まで長く続けてきたものを止めたときに生じる機会費用は大きいかもしれませんが、もっと機会費用が大きい選択肢があればそちらを選ぶべきです。

結局、何かを諦めるというのは、何かを諦めないことと等価ということに気付きます。先の例では、部活を諦めたということは受験勉強をすることを諦めなかったということと同じです。諦める諦めないは各々の選択の結果なので、それ自体に良い悪いはないと思います。

よく諦めなかったから〇〇という表現を目にするので、私たちは諦めるということに悪いイメージをもってしまっているのだと思います。でも諦めることは諦めないことと表裏一体です。もちろん安易に物事を投げ出してしまう姿勢は良くないと思いますが、諦めるという言葉に他のことに挑戦するというポジティブな意味があっても良いのになと思います。