国家総合職経済区分の概要

(2020年1月24日更新)

皆さま本当にお久しぶりです。

久々に記事を振り返ってみると、リンク切れだったり内容が古かったりしているので、少しばかり記載を更新しました。更新は赤字で示しています。

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たまには有用な記事を書きたいと思いまして、国家公務員試験、特に総合職経済区分の対策についていくつか記事を書きたいと思います。今回は国家公務員総合職経済区分の概要と私の感じていることについてまとめます。

私は2015年の国家総合職で最終合格をしています。試験勉強時間は合計で400時間ほど、半年未満の学習で合格しました。短期・独学での合格だったので、これから対策する方たちに少しでも情報提供できればと思います。もう多くのブログなどで勉強法などが共有されていますが、こういう情報は、特に独学の方にとっては、多ければ多いほど良いと思うので、気にせず書いていきます。

さて、国家公務員Ⅰ種試験が総合職試験に変更されてから4年(注:2016年時)が経過しました。就職活動の時期が変化したことによる試験日程の変更や、英語スコアの提出などマイナーチェンジがありつつここまで行われてきています。私の受けたときと違い、2020年度日程が4月末に一次試験、5月末に二次試験、6月末合格発表に戻っています。一般企業に向けた就職活動の時期とともにこちらも変化することがあるので注意が必要です。

司法試験や公認会計士試験と並んで、3大難関資格試験と呼ばれることもあります。個人的にはそこまで難関ではないと思うのですが(何の因果か会計士試験も受けましたが、明らかに難易度は国家総合職の方が低いかと思います)、それについては後述します。

国家総合職経済区分の特徴は、勉強しなければならない科目が非常に多いということです。また国家一般職などのように選択科目中心ではなく、かなりの割合の問題が必答となっています。それでは何が出題されるのかを見てみましょう。また以下では大卒程度試験を想定しています。

一次試験(教養):3時間
  • 文章理解(日本語、英語)
  • 数的推理(数的処理、判断推理、資料解釈)
  • 自然科学(物理、化学、生物、地学)
  • 社会科学(政治、経済)
  • 人文科学(日本史、世界史、地理、倫理)
一次試験(専門):3時間半
二次試験:4時間+2時間
  • 経済理論
  • 財政学
  • 経済政策
  • 公共政策
  • 政策論文
  • 人事院面接
  • 英語スコア提出加点

とまあ列挙するのも大変なくらい科目があります。久々に試験概要を見てきましたが、試験科目等は変化がありませんでした。科目数が膨大で、基本的には広く浅く問われるのが特徴です。もちろん2次試験の専門科目を中心に深い理解を問う問題もあります。

他の公務員試験との比較としては、特に数的推理について難易度が頭一つとびぬけている印象です。対して知識問題については数的推理ほど難易度のかい離は見られませんが、それでも他の試験より難しい傾向にあります。専門科目では、さすがに経済区分というだけあって経済理論の問題は比較的難易度が高めになっています。また統計学計量経済学の問題が必答になっているのも特徴でしょう。

ここまで読んでくださった方は、国家総合職はとてつもない難易度だと思っているかもしれません。しかし実際受けてきた身としては、ちょっと難易度について煽りすぎだと感じます。ちょっと勉強法は練る必要はありますが、十分独学でも何とかなります。むしろお金がかからないので予備校よりコストパフォーマンスがよいかもしれません。次回は国家総合職の倍率などを見ていけたらと思います。

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このような試験特性から、多くの受験生は大手の予備校に通い、入念な対策をして試験に臨みます。しかし私の尊敬する先輩がこうした既存の状況を打破する面白いことを始めました。詳細は以下の記事にてまとめております。

r-siesta823.hatenablog.com