今回はグループディスカッション(GD)の記事を書いていきたいと思います。私はインターン選考と本選考含めて、現段階で10回以上GDをしておりますが、まだ一度も切られたことがありません。従って、きちんと立ち回れば通過できる選考だと思います。おそらくこの記事を読まれている方は、現在ネットで調べられるような立ち振る舞いは調べられているのではないかと思うので、やや趣向を変えた攻略法を紹介できればと思います。今回紹介しない攻略法としては、
- 議論を前に進める発言を心がける
- GDの初期段階で段取りを整理する
- 事前に大学の友達と模擬GDを行って練習しておく
といったところです。もちろんこういったことをできていないのであれば、しっかり心がけていくべきだと思います。しかしこのようなアドバイスは紹介されつくしているので、角度を変えた攻略法を書いていきます。
GD開始前の立ち振る舞い
まず理解しておいてほしいことは、GDはディスカッション開始前から始まっているということです。始まる前の立ち振る舞いはディスカッションのやりやすさに大きな影響を与えます。
開始30分前に部屋に入る
始まる30分前に部屋に入りましょう。別に遅刻しないために早く行くのではありません。ここで意識すべきなのは、
- 会話の主導権を握ること
- 自分の座りたい席を確保すること
の2つになります。まず会話について。開始前の会話は緊張感のある環境を打ち破るために非常に重要です。GDで一緒になる学生は敵ではなく戦友です。相手がどんな人となりなのかを知るのは、GD内での自分のポジションを考える上でも重要になります。会話をしていると、何となくこいつはガンガン意見言う感じだとか、あいつはあまりしゃべらねえなとかわかってくると思います。一番乗りしておくと、そうした情報を自分から収集することが可能になります。
「こんにちは、今日はよろしくお願いします!」
「今自己紹介してたんですけど、お名前伺ってもよろしいですか?」
と先陣切って言えるメリットは大きいです。このように会話を積極的に振れるように、みんなを待ち構えておきましょう。
次に座る位置について。みんなこれあまり意識してないと思うのですが、座る位置って結構大事だと思います。企業や形式によるのですが、特に外資系の場合は、ホワイトボードなどの部屋の備品を使っていい場合が多いです。この時、書記をやりたい人はどこへ座るべきでしょうか。間違いなくホワイトボードに一番近い席になります。GDの初めの段階で、
「じゃあ私ホワイトボードに近いんで、書記やりますね!」
と言えるからです。よほどのことがない限り、そこから書記を奪いとられることはないでしょう。また他の例では、席の中央部に座っておく方が議論をしやすくなります。皆の声もよく聞き取れますし、ファシリテーターはしやすくなるかと思います。
自分の能力をそれとなく披露する
GDの難しいところの一つに、議論相手の能力が未知数であることがあります。こいつは頭が切れる奴なのか、リーダー的な役割を任せても良いのか、そういう思惑が錯綜しながら議論していくことも多くあると思います。この時自分が良いポジションに位置するために、それとなーく自分の実績を共有しましょう。例えば、
「業界としては外資の戦コンとかも見てるんですけど、インターン参加者のレベル高くてしんどいです」
「夏は官庁訪問してたので就活は最近始めたんですよねー」
とか、嫌みなくやりましょう。文字で書くと嫌味ったらしいですが、志望業界を共有する流れを作れればそれほど不自然には聞こえないはずです。こんな具合に自分の能力を示しておくと、ほんの少しだけディスカッションの主導権を握ることができます。
長くなったのでこの辺でいったん切ります。次回はGD中に気を付けるべきことを中心に書いていきます。